西乗寺
天文20年(1551)、僧・祐道の開基と伝えられる。境内には、重要文化財の阿弥陀如来及び両脇侍座像三尊仏が安置されている。また、本堂も丹波路では類を見ない立派なもので、江戸末期から明治にかけて建...
天文20年(1551)、僧・祐道の開基と伝えられる。境内には、重要文化財の阿弥陀如来及び両脇侍座像三尊仏が安置されている。また、本堂も丹波路では類を見ない立派なもので、江戸末期から明治にかけて建...
「中風除け」の寺として有名。真言宗の寺で、その起源は明らかではないが、元禄4年(1691)に本堂・山門・弥勒堂が再建された。とりわけ山門と弥勒堂は、精巧な建築で、彫刻はすぐれた作品と言われている...
奈良時代の山背国久世郡の郡役所跡と推定されている遺跡。8世紀を中心とする大型の建物群が方位をあわせて計画的に配置され、7世紀を中心とした集落も重複して見つかっている。中心となる建物の一部が復元さ...
「切戸の文殊堂」として親しまれており、重要文化財の文殊菩薩を本尊として古くから出羽亀岡、大和桜井の文殊とともに日本三文殊のひとつに数えられている。「3人寄れば文殊の智恵」の言い伝えにあるように、...
江戸時代、廻船問屋として栄えた三上家住宅は豪商元結屋金兵衛の屋敷で、宮津藩受け取りの際、山陰道鎮撫使西園寺公望の本陣にもなった名家。白壁、虫籠窓、腰板の調和が美しく、城下町宮津の面影を残す貴重な...
天神社は、「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)」に記載されている式内社(しきないしゃ)である。明応2年(1493)に社殿が造営され、宮寺・中性院がおかれていた。しかし中性院は、明治維新の...
神社期によると、仁寿二年(852)、藤原良房が公詔を受け造営されたと記録されている。また江戸時代には、天神社として天神を祀っていたこともある。境内には本殿のほか、拝殿、絵馬殿、社務所、式場などの...
木津川のほとりにある恋志谷神社は、後醍醐天皇の寵妃が祀られており、昔から子授けの神として、また婦人病を除く神として信仰されており、毎年、春秋の祭礼には遠方からも多くの人が訪れる。境内近くには「雄...
藤原氏の氏神である奈良春日神社と縁故があるといわれ、創立は平安時代、後の仁平2年(1152)に再建された。重要文化財に指定されている本殿は、一間社流造り、桧皮葺、小づくりのものながら、蟇股の彫刻...
久美浜町の東方、静かな山間に建つ。本堂の右手には、新しい収蔵庫があり、回廊でつながっている。正面3間、側面4間、宝形造り、銅板かやぶきの本堂は、桃山期の作風を残している。収蔵庫内の用明天皇の皇子...
真言宗の古刹で、行基菩薩の開基。本尊は十一面観音で眼守護のご利益で知られる。日切不動尊は厄除、縁結びなどの諸祈願で参拝が多い。当地の初詣の寺でもある。「関西花の寺25ヶ所霊場」の第七番札所で、4...
磯地区を見おろす丘の上にある、源義経が愛した静御前を祀る神社。白拍子の磯禅師を母にもつ静は、都でも指折りの白拍子として有名になり、義経に見初められ愛妾となるが、兄に追われる義経と生き別れ、晩年は...
丹後ちりめんが、今日のように独特のしぼを持ち、しなやかな風合いと光沢をもつ織物になったのは、今から約300年前の享保5年(1720)峰山の絹屋佐平治(のちに森田治郎兵衛と改名)が京都西陣の機屋へ...
三光国師(孤峰覚明)の開山による禅寺。 四季を通じて花を楽しむ事ができ、初秋には境内一面に萩の花が咲く。観音堂格天井は福知山城の舞殿に使用されていたと伝えられ百花百鳥が色鮮やかに描かれている。
かつて木津川はよく氾濫を起こし、長いあいだ人々に大きな被害を与え続けてきた。惣墓(共同墓)五輪塔は、木津川の氾濫で亡くなった人々の供養のために鎌倉時代の正応5年(1292)に建立されたものと思わ...
明治6年(1873)に来日したオランダ人工師、ヨハネス・デ・レーケは日本の治山、治水に大きな功績を残した。京都府では彼の偉業を記念して、昭和57年(1982)、不動川砂防歴史公園の整備に着手し、...
約1千年前、東大寺の僧・平崇上人が開いた寺院。十一面観音立像や日光・月光菩薩立像など多くの文化財が宝物殿に安置されている。また、本堂裏には開創千年を記念した巨大壁画『禅定寺平成大涅槃図』が描かれ...
江戸時代中頃(1738年)に「青製煎茶製法」を開発・普及し、日本の緑茶製法の基礎を築いた永谷宗円の生家(昭和35年再建)。 内部には製茶に使われた貴重な焙炉(ほいろ)跡が保存されており、映像で...
現在の緑茶の礎となる「青製煎茶製法」を開発・普及させた永谷宗円は昭和29年(1954)、大神宮神社に「茶宗明神」として合祀された。「焙炉」跡が保存されている「永谷宗円生家」に隣接。春と秋に大祭が...
世界各国の珍しいれんがや日本におけるれんがの歴史などを紹介する、世界唯一のれんが博物館。明治36(1903)年に建てられた海軍の兵器倉庫を改装した建物は、れんが建築物としても貴重。国の重要文化財...
重伝建地区「ちりめん街道」の北端に位置する旧加悦町役場は丹後大震災後の昭和4年(1929)に建築された。 2020年3月に大規模な修理と耐震改修が完了し、建築当時の雰囲気が再現された。一見シン...
鎌倉時代を中心に繁栄した寺院跡で、山頂には丹後地方では最大の「宝篋印塔(ほうきょういんとう)」がある。ツツジの名所でもあり、現在では山全体が公園となっている。
地域のために奮闘した豪商の屋敷。 中世の武士に始まり、幕末にはちりめん商として財を成し、ひと時代を築いた旧尾藤家。丹後大震災で多大な被害を受けた町の復興に貢献した。 住宅は江戸時代末期築の広...
社伝によると天下五剣と謳われ現在国宝に指定されている「童子切 安綱」を造った刀匠・伯耆安綱と稲荷の神・宇迦之御魂様が山ノ井の水を用い、名刀「髭切」「膝丸」を造った場所と伝わり、幕末の地誌「男山考...