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- 勝竜寺城公園(長岡京市)
忠興と玉(ガラシャ)がつかの間の新婚時代を過ごす
勝龍寺城は、暦応2(1339)年に守護大名、細川頼春が築城したと伝えられています。天正6(1578)年に明智光秀の娘である玉(後のガラシャ)が細川忠興に嫁いだお城で、二人がつかの間の新婚時代を過ごした城です。天正10(1582)年の本能寺の変を受けて、羽柴秀吉と光秀が激突した山崎の合戦では、光秀がここに本陣を構えましたが、光秀の敗退とともに落城。光秀は、近江坂本城に帰る途中戦死し、その一族も坂本城とともに滅んでしまいました。一方、玉も生まれたばかりの子供からも引き離され、丹後の山奥の味土野(京丹後市)の山里に約2年間幽閉されました。それ以後、ガラシャ夫人としての苦難の生活が始まります。城址は、平成4 (1992) 年に櫓や庭園などを備えた勝竜寺城公園として整備されました。鉄砲の時代に対応した先駆的な築城技術を用いた城で、我が国の城郭史上でも貴重な城であったことが発掘調査で明らかになっています。勝竜寺城公園が完成したのを記念して、玉の輿入れの様子を再現する長岡京ガラシャ祭が始まり、毎年大勢の市民らでにぎわっています。
住所 | 長岡京市勝竜寺13-1 |
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お問い合わせ | 075-951-4500(長岡京市観光案内所) |
交通 | JR京都線(東海道本線)【長岡京】駅下車 徒歩約10分 阪急京都線【長岡天神】駅下車 徒歩約20分 |
タケノコと竹炭のイメージ料理を提供
長岡京市内の飲食店20数店舗が、長岡京市の特産であるタケノコの白と竹炭の黒をイメージさせる「白黒料理」を提供しています。メニューはガラシャあんかけ焼きそば、筍とチャプチェの揚げぎょうざ、黒オムライスなど多彩。平成23(2011)年3月に始まった「食」によるまちづくりプロジェクトで、参加店は共通ののぼりが目印。マスコットキャラクターの「しろんちゃん」も人気です。
ふれあい回廊のみち、四季折々の美しい眺め
菅原道真公が太宰府に左遷されるとき、この地に立ち寄り、名残を惜しんだとして道真公を祀っています。そのため、「見返り天神」ともいわれています。景勝地として名高い境内には、細川幽斎から古今伝授を受けた八条宮智仁親王により造営された八条ヶ池が広がり、その中央を通る参道の両側には、樹齢約150年といわれるキリシマツツジ(4月下旬が見頃)が多数植えられています。水上橋からは、池をふちどるように咲き誇るキリシマツツジがいっそう美しく見られます。また、毎年3月下旬から4月上旬にかけて「さくらまつり」が催され、夜間は桜のライトアップも楽しむことができます。
住所 | 長岡京市天神2丁目15-13 |
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お問い合わせ | 075-951-1025 |
交通 | 阪急京都線【長岡天神】駅下車 徒歩10分 JR京都線(東海道本線)【長岡京】駅から阪急バスで約5分[開田]下車 徒歩5分 |
弘法大師ゆかりの眼病に効く霊水信仰の寺
柳谷の山あいに立つ光明寺の末寺であり、「柳谷観音」の名で親しまれています。境内の「独鈷水(おこうずい)」は、空海(弘法大師)が17日間の加持修法で得た霊水で、眼病によく効くことで知られ、毎月17日の縁日には各地から多くの参拝者が集まります。また、平成8(1996)年に、“あじさいのみち”も整備され、約4500株のあじさいが植えられています。見頃は6月中旬から7月上旬で、毎年6月下旬の土日の2日間あじさいまつりが開催されます。
住所 | 長岡京市浄土谷堂ノ谷2 |
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お問い合わせ | 075-956-0017 |
交通 | 阪急京都線【長岡天神】駅から車で約15分 |
天王山の中腹にある山崎の合戦ゆかりの地
奈良時代に聖武天皇の勅願により行基が開いたとされる真言宗の寺院で、「宝寺」の別名があります。山崎の合戦では秀吉の本陣となり、参道沿いの三重塔は秀吉が合戦の際に一夜にして建てたと伝えられており、重要文化財に指定されています。また、美術工芸品では本堂内安置の本尊十一面観音菩薩立像、仁王門の金剛力士像及び収蔵庫に安置される閻魔王と眷属像が重要文化財に指定されています。どの仏像も鎌倉時代の作品で優美で躍動感に溢れています。特に閻魔王と眷属像は見る者を圧倒する迫力があり必見です。天王山の中腹にあり、ハイキングコースの途中で立ち寄ることができます。古式ゆかしい2月の「星供節分会」や鏡餅に写った自分の姿を見て鬼が退散するという4月の「大厄除追儺式(鬼くすべ)」も見物客でにぎわいます。
住所 | 大山崎町大山崎銭原1 |
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お問い合わせ | 075-956-0047 |
交通 | JR京都線(東海道本線)【山崎】駅・阪急京都線【大山崎】駅下車 徒歩15分 |